視覚心理学を活用したブックのページ構成(中級編)

今回はモデルの視線に付いてです。
それを知る事は技術であって目的ではありません。
それならその目的先に言えよ」って?
「若い人の悪い所は急ぎ過ぎる事です。人生長いのです、もっとゆっくり生きましょう」

目的はブックを見ている人にページを捲らせると言う行為を起こさせる事です
どんないい写真がいっぱい入っていても最後まで見てもらえなければ、
「骨折りの時間ののお金の」でいい事なしです。

下の見開きを見て自分の視線の移動を確認して下さい。
全体を把握する。「ここでちょっと待った!
前回の写真↓と比べてみて下さい。

こちらの写真↓の方が二枚の写真が別々に見えませんか?
これは二枚の写真の寄り引きが違うからです。これについては後ほど

視線の移動を見てみましょう。↑の視線が左から右に移動した後視線は右の写真で
止まりますか?視線はモデルの視線に移動して彼女の視線の方向に移動して行きます。
と言う事は!見ている人にページを捲らせると言う行為を起こさせると言う訳です
「さすがgomidar座布団十枚、あげちゃい〜!」
「座布団十枚くれるなら↓の写真も見せちゃ〜い!」


どうですか?右の写真で視線の移動止まりませんか?

「十枚座布団もらったから、もう一つ教えちゃい〜!」
 見開きを作る時の基本は左右の写真が対比関係に作る事です
「大小」(寄りと引き)「白黒」(白バックと黒バック)など、など。
気がついた人いないと思いますが左のモデルの着ている水色のシャツと左のモデルの
付けている赤いバッチ対比しているの分かりましたか?
そして、赤いバッチの方が小さいけど目に止まりませんか?
配置をそのままにしてシャツとバッチを交換したとします。
赤いバッチ目立ちませんよね。
理由は視線は全体を把握した後に左から右に移動するからです
この写真は300枚の写真の中から教材として選んだ物ですがファッション雑誌の撮影では
スタイリストがあらかじめページ構成を考えて小物を用意します。
残念ながら日本ではファッション雑誌のページを撮れるカメラマンとスタイリストは沢山
いますが、雑誌の見開きを撮れるカメラマンとスタイリストは多くありません。
それが超一流と一流の大きな差です。
「皆さん分かりますよね?」
「何が分かるって言うんだい?」
「も〜、僕がどっちのカメラマンだったかですよ。」
この部分↑右側に寄せて文字小さくしている理由わかりますよね。
これを読んだ後に洋書のファッション雑誌を立ち見するとgomidarのアイディア
を活用しているかるよく分かります。
「おまえのアイディアじゃないだろ!座布団全部持って行け!」
「それじゃこっちも宿題出しちゃいます。」


この写真見た人はどっちのページ捲ると思いますか?
続きは上級編で、
教材をダウンコードして下さい。
300点近い写真が入っています。49.2Mb zip ファイル。
最初は20点位プリントして練習して下さい。

残りの写真は中級編、上級編で使うので大切に保存しておいて下さい。
写真の再利用は皆さんの良心を信じています。


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