『限りなく透明な空気の鏡の中から』

「限りなく透明な空気の鏡の中から』

限りなく透明な空気の鏡の中から、
自分が誰かに見つめられいるような気がする時がある。
そこにいる見知らぬ人たちの眼差しは媚を売る訳でもなく、
また、憎悪の眼差しでもない。
ただ、何かを語ろうとしているのだが、
自分にはその何かが読み取るが事ができない。

限りなく透明な空気の鏡の中から、
自分が誰かに語りかけられているような気がする時がある。
そこにいる見知らぬ人の言葉は教えを授けている訳でもなく、
また、教えを求めてる訳でもない。
ただ、何かを語ろうとしているのだが、
自分にはその何かが聴き取る事ができない。

限りなく透明な空気の鏡の中から、
自分が誰かに問いかけられているような気がする時がある。
そこにいる見知らぬ人の問いかけは答えを求めている訳でもなく、
また、答えを強いているわけでもない。
ただ、何かを問いかけているのだが、
自分にはその答えが何かが見つける事ができない。

限りなく透明な空気の鏡の中にいる誰かに
同じ眼差しをし、同じ様に語りかけし、
同じ様に問い掛けをしても、
限りなく透明な空気の鏡の中にいる誰かは
限りなく透明な空気の鏡の中で
同じ眼差しをし、同じ様に語りかけ、
ただ、同じ問いを繰り返すばかりだ。

 

 

 

 

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