3月9日,11日/T.I.P.で開かれる『カメラを使わない写真教室』

3月11日の授業満席になりました!。ありがとうございました。

この度は五味彬の『カメラを使わない写真教室』にご参加ありがとうございます。
『カメラを使わない写真教室』は僕が12年間バンタンデザイン研究所の写真学科の
1年生を対称に行ってきた授業です。

今回の授業は『写真のカテゴライズ』
簡単に言えば自分の撮った写真の『種分』けです。
「君,どうしてシャッター切ったの?」
「夕焼けが綺麗だったから、」
「でも、夕焼けの空より電線が沢山移ってるよ」
これは生徒と僕の会話です。

この生徒、他の写真も電線とか線路とかの写真が多いのです。
彼は夕焼けの空の色に引かれてシャッターを切ったのではなく。
直線的な『線』に引かれてシャッターを切ったのです。
また夕焼け空だけを撮ったある生徒はその色でなく雲の形、または模様に引かれて
シャッターを切ったので他に真夏の入道雲の写真も撮っているのです。
この様に自分が何に引かれて、また魅せられたを種分けをして行く事により、
自分が何に興味があるのかと言う事がわかって行きます。

ではどのように『写真のカテゴライズ』をして行くか?
最初に写真を構成している要素によって分けて行きます。
1)色、2)形、3)模様、4)線、
3)の模様はいわゆるパターンです。道や、池に落ちた桜の花びらとか、
水たまりに落ちた車のオイルの虹色の模様などです。

1)の色の中には南国の花の色の様に彩度の強い色もあればパステル調の色に見せられる
生徒も居ます。この様に細かくして行くと自分の個性が自分自身で分かるのです。

毎年、生徒達が持って来る写真の中で一番多いのは夕焼けの写真です。
皆さんも必ず1枚や2枚は撮っていると思います。
なぜでしょう?
夕焼けの写真は誰が、どんなカメラで撮っても、見たままに綺麗に写るからです。
詳しい理由は別の授業で、、、

自分が何に魅せられてシャッターを切ったのかを知る事が写真の『始めの一歩』なのです。
シャッター切る訳でないのでカメラ要りませんよね?
だから、『カメラを使わない写真教室』なのです。

最後に五味語録を一つ。
「下手なシャッターいくら切っても当たらない」
失礼しました。
カテゴライズの例
最初はこんなに細かく分ける事はありませんよ。
COLOR:色でカテゴライズ

 LIGHT&SHADOW:光と陰でカテゴライズ

LINES:線でカテゴライズ

OBJECT:洗濯物、自転車など者によってカテゴライズ

BILL:建物によってカテゴライズ

PLANT:植物によってカテゴライズ

SPACE:空間に寄ってカテゴライズ

満席になりました!。ありがとうございました。


ここまでやったら授業出る事ありませんね。
お金と時間は大切ですからね。

専門学校などで写真を教えている講師、先生のみなさん。
この教材はライセンスフリーですので、画像も含めご自由にお使い下さい。



『カテゴライズ』について


『カテゴライズ』は元々、ネットの検索に利用する為にアメリカの大学で研究が始まったと言う事です。正式の名は忘れましたが統計学の一分野だと思います。
ウィキで『カテゴライズ』を調べても出てきませんでした。


ハローページで『美容院』と『ヘアー・サロン』を引いてみて下さい。
同じページ行き当たります。
それは
『美容院』と『ヘアー・サロン』を同じカテゴリーに入れているからです。
しかし、そこに床屋さんは出て来ない。
このように撮った写真を『カテゴライズ』するかと言う事はポートフォリオを作る時にも
非常に役に立つと思います。

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