今迄に行ったセミナーです。(人気度『*』5つが最高)
セミナー1:黄金分割の活用法
1_黄金分割の成り立ち****
黄金分割に関しての数学者と美術史研究者の歴史的解釈の違い。
美術史研究者はピラピッド、パルテノン神殿、ミロのビーナスの三大アイテムに黄金比が存在すると言うが数学者は厳密な計測の結果ピラピッド、パルテノン神殿には存在しないといっている。ミロのビーナスに関しては欧米の人体自体が黄金比で構成されているので存在するのは当たり前。数学者は誰もミロのビーナスに付いて論議などしない。
問題はレオナルド・ダヴィンチがその数値を知っていたかと言う事。
ブログ→『黄金比その1 "From Alexandria with Love"〜その5』まで
最後に活用法としてポスター、DMを作る文字の入れる場所、その文字大きさ、色などの使い方。黄金比は面積、色、音にも適応するのでフォントサイズ、配色に使える。と言う内容。
2_黄金分割を使った物撮り**
机の上に自分の使用するカメラの画面比率の四角形をパーマセルで作りそこに縦横に黄金分割の線を引く。
(1)その上に大、中、小、の大きさの物を置いて行く。
(2)次に二次分割の線を引きそこに複数の者を配置して行く。
バンタン時はスタジオに大きな四角を作って授業しましたがスペースが撮れない場合はテーブルの上でいいと思います。
『黄金分割でサラダを撮る』と言うタイトルで野菜とまな板を使ってやった事がありますが
かなり好評でした。
3_白銀比で撮る(企画中)
白銀比はMather's Ratioと呼ばれるように様々な比率を生み出します。
聖徳太子が四天王寺の建物の配置に作り出した、正方形の対角線を一辺とする長方形と元の正方形の組み合わせから出来る長方形は、日本特有の比率です。掛け軸、屏風、、日本画の画面比率に使われています。
2:3, 4:5, 3:4 と言ったカメラの規格の画面比率ではなく白銀比の展開系の比率で撮ると日本的画面になります。黄金比同様、面積、色、音にも適応しているので配色も日本的になります。
西洋の詩の韻は5,8,5,88ですが日本の若は5,7,5,7,7です。
8÷5=1.6で黄金比、7÷5=1.4で白銀比です。
フォントサイズ、ポスターのヘッドコピーを100pointとした場合サブコピーはそれに0.6掛けた60pointにすれば黄金比、0.4掛ければ白銀比です。
赤色はR-256, G-0,B-0です。256x0.6=153にすると黄金比のピンクになり256x0.4=102にすると白銀比のピンクになるわけです。
セミナー2:視覚心理学の活用法 http://bit.ly/9ja6OU****
視覚心理学に基づいて「人間の視線がどのように移動するか」「日本人と欧米人の色の認識の違い」などを使ってページの構成とブックの作り方のセミナー
セミナー3:みんなのフォトショップ*
参加者がみんなでよく使うフォトショップのチップを出し合うセミナー。
セミナー告知時に「参加する人はチップを紹介して下さい」としたのが失敗でした。
チップ出す人と聞く人を別にすればもっと来たのではと思っています。
ワークショップ:
紀里谷和明*****:映画の方へ行ってから写真の話はあまり有りませんがクリエーターとしての生き方と行った事について勉強になります。
開催条件1)参加費無料、2)誰でも参加可能、3)ワークショップの写真、ビデオの撮影禁止
レスリー・キー:ZIGENの教え子で、New Yorkで紀里谷さん、田島一成の友達(企画中)
田島一成**:レタッチワークに関してのワークショップ
藤代瞑沙:写真と文章関してのワークショップ(企画中)
デジタル押し花教室(企画中):今、Street Flowersと題して1年間雑草を撮っています。
スキャナーの上に花を載せて撮っています。来年CANONギャラリーで写真展をします。
デジタルカメラが普及してデジタルカメラ以外のデジタル表現を考えるワークショップです。
東京都写真美術館で来年『デジタル写真の表現方法を考える』(仮題)としてワークショップでやる予定です。
写真の仕分け作業:これはバンタンで12年間した基礎科の最初の授業
学生に撮った写真を全部持って来させて仕分けをする。
生徒達は何に魅せられててシャッターを切ったか自分でわかりません。
写真を構成している要素 線、面、色、パターン、カオス(ぐちゃぐちゃしているもの)
に分けて分類していきます。
それによって作品に方向性が出て来て作品として一貫性が出てきます。
ご検討下さい。
10月に試しにどれかやってみませんか?
五味彬